お客様アンケートによって「自社の強み」や「お客様のニーズ」、「購入していただいた理由」が分かったら、それを実際にホームページに落とし込んでいきます。
お客様が自社について感じている印象を、仮説検証を立ててホームページに反映させます。
まずはトップページから。
ちゃんと見てる?必ずスタッフ全員で確認すること
ちょっと脱線しますが、大切なことなので書いておきます。
会社によってはなかなか周知徹底がうまくいかず、せっかく集めたお客様の声に目を通せていない社員さんがいます。
仕事が忙しくてなかなか時間が取れないのもよく分かりますが、ちょっとだけ足を止めて、じっくりとお客様の声を読んでみてください。
たまに耳が痛くなるような意見もありますが、それが顧客満足度を高める最大のヒントになります。
顧客事例集といったファイル名で全員にメールで転送してもいいですが、ファイルを開きもしない社員さんがたくさんいます。
こういうお客様の声をまとめるのは社内のWeb担当者さんか事務の方だと思いますが、これは送る方にも問題があります。
「送ったんだから私の仕事はここまで」「ちゃんとメールを送ったんだから見るのが当然だ」という思い込みは捨てて、どうやったらちゃんと見てくれるのかを考えます。
例えば、日・週・月ごとの会議に顧客事例集の良い点と悪い点をいくつかピックアップして紹介するとか、各部署に会議の時に顧客事例集を元に改善点を発表してもらうとか、などなど。
あとは社長や各部署のトップの方が率先して顧客事例集に関わると、部下の意識も変わってきます。
とにかく、スタッフ全員が当事者意識を持ってアンケートを確認するようにしてください。
自社の強みをトップページに表現する
ホームページを改善するときは、
- お客様の声を集める
- 仮説を立てる
- 仮説をホームページに反映させる
- Google Analyticsを使って検証する
この流れに沿って行います。
仮説と検証の繰り返しによってユーザーの反応を確かめ、コンバージョン率のアップを目指します。
仮説が間違っていたら再度データやお客様の声を分析して手直しします。これの繰り返しです。
会社のホームページで一番URLを告知することが多いのがトップページです。
会社の名刺や封筒、紙媒体での広告にはトップページのURLを表記してるところがほとんどです。
SEO的に順調で検索上位に引っかかるキーワードがある場合は別ですが、会社名で検索する場合にもトップページが表示されます。
そのため、まずはトップページにお客様の声で分かった「自社の強み」や「購入していただいた理由」を反映させます。
トップページに反映させる場合は、ファーストビューで確認できるメニュー下の「キャッチコピーとイメージ」部分ですね。
ここにお客様アンケートの内容を反映させます。
価格が安かったことがその理由なら「地域一番最安値」とか、営業マンの対応が良かったなら「お客様に寄り添う営業」とか、サービスが豊富なら「業界最多メニュー」など、目立つキーワードを使ってキャッチコピーを考えます。
その次はトップページからリンクしている商品紹介やお問い合わせなど、コンバージョンにつながるページにも「会社の強み」を反映させます。
あとは、Google Analyticsを使ってアクセス数が多いページにもお客様の声を反映させていきます。
売れるホームページにするためには、顧客の声とホームページの内容を一致させることがとても大切です。
コンバージョン率が悪くて悩んでいる方、繰り返し試行錯誤を続けるのみ!ぜひお試しください。