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アクセス解析で分かる4つのこと。現状を知る第一歩はアクセスログの取得から。

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アクセスログのプリント資料

ホームページを改善するためには、現状を把握することが大切です。

というか、現状を把握しないと対策のしようがありません。

前回はホームページを改善するために現状を知ることの大切さを書きましたが、今度はその具体的な方法についてです。

アクセスログを取得して解析する

ホームページの現状を知るにはアクセスログの解析を行います。

アクセスとはホームページに接続することで、ログとは記録のこと。

アクセスログを解析するということは、訪問者がホームページに接続した際に記録されたデータを解析することです。

例えば、そのページが何回見られたのか、何人が見たのか、そのページから次はどのページに進んだのか、何時に見たのか、どんな検索キーワードで訪れたのか、などなど。

これらの記録を解析することで、訪問者のアクセス傾向を知ることができ、そのホームページの目的に沿って改善を行うことができるようになります。

アクセスログのデータは、訪問者が多ければ多いほど膨大なデータ量になります。そのため、必要なデータを抽出するために「アクセスログ解析ツール」を使用します。

アクセスログ解析ツールには、「Google Analytics」「Yahooアクセス解析」「忍者アクセス解析」などがありますが、Googleが提供している「Google Analytics」が便利です。

Googleアカウントを取得すれば誰でも無料で利用できますし、iPhoneやiPad、Android用に専用のアプリも用意されてるので、必要な情報をいつでもどこでも確認することができます。

アクセス解析で分かる4つのこと(用語集あり)

アクセス解析では主に以下の4つの指標を知ることができます。

  1. ユーザー(訪問者)について
  2. 集客について
  3. 行動について
  4. コンバージョンについて

以下はGoogle Analyticsの項目を元にまとめています。

ユーザー(訪問者)について

セッション数とユニークユーザー数を見れば、毎月どれくらいの人がホームページに訪問しているのかが分かります。

セッション数
ホームページ訪問者の「延べ人数」のこと。同じ人が別の日や別の時間に訪問すると、その度にセッションとしてカウントされます。
ユニークユーザー数
ホームページ訪問者の重複しない数のこと。同じ人が何度もアクセスしても増えません。

地域のデータを見れば、国別・都道府県別・市区町村別にどういう地域からどれぐらいの人がアクセスしているのかを確認できます。

デバイス情報を見れば、パソコン・スマホ・タブレットなど、どの端末を使ってアクセスしている人が多いのかが分かります。これをもとに、どのデバイス用の見せ方に注力すべきかも分かります。

デバイス
デバイスとはホームページにアクセスするための端末のこと。パソコン、スマートフォン、タブレット、大きく分けるとこの3つに分類されます。

新規ユーザーとリピーターの数が分かります。

新規ユーザー
過去2年間にホームページに来たことがない方。
リピーター
過去2年間にホームページに来たことがある方。

集客について

参照元/メディアと参照サイトでユーザーがどこのサイト(検索エンジン)から訪問する人が多いのか、また、どのページからアクセスしたのかも分かります。

参照元/メディア
ユーザーの訪問元となった外部サイトのドメイン
参照サイト
ユーザーの訪問元となった外部サイトのURL

検索クエリ(オーガニック検索キーワード)で、検索エンジンでどんな言葉で検索されているのかを知ることができます。

検索クエリ
ユーザーが検索時に入力する単語のこと。Google Analyticsでは一部しか確認できないため、より詳しく知りたい場合はGoogle Search Consoleを利用します。

行動について

ユーザーが検索エンジンを使った時に表示されるページはトップページだけではありません。

自社サイトのあらゆるページが検索クエリによって検索結果に表示されるので、ユーザーがどのページを入口として訪問したのか把握することで、どのページに集中して施策をすべきかが分かります。

入口ページ
ランディングページと呼ばれるものです。入口を元にページ内の動線を構築します。

ホームページに訪れた人がどれぐらいページを見たのか(平均PV数)が分かります。1ページしか見られない場合はコンテンツの中身に問題がある可能性が高いです。

平均PV数
PVとはページビューのことで、見られたページのひとりあたりの平均数のこと。

人気のページ(上位閲覧ページ)を調べることで、ユーザーが何に関心を持っているのか、どのような情報を必要としているのか検証できます。

行動フローで、ランディングページから次にどこのページを見たのかが確認できます。ユーザーがどのような流れでホームページを見ているのかが分かります。

コンバージョンについて

問い合わせフォームが機能しているのかを把握できます。問い合わせ完了、資料請求完了といった目標に達するまでにユーザーがどのような動きをしているのかを可視化できます。

ユーザーがどのページで離脱しているのかが分かります。離脱とは、ホームページにアクセスした人が次のページに進まずに検索ページに戻ったり、ブラウザを閉じたり、別のサイトに移動すること。離脱率が高いページには、ユーザーが求めていた情報が存在していなかった、または次の行動の動線が機能していなかったなどの原因が考えられます。

離脱ページ
ホームページの中で、訪問者が最後に閲覧したページのこと。

コンバージョンの目標を設定しておけば、目標の完了数とコンバージョン率(反響率)を確認することができます。

まとめ

Google Analyticsの見るべき項目のほんの一握りを紹介してみました。

使ったことがない方は是非導入して自分で使ってみてください。

私もGoogle Analyticsを使ってサイトの改善を毎日行っています。

ホームページによって、どの数値を重要視するかは変わってきますので、ホームページの目的を明確にしておくことがここでもとても大切です。

ページ数が増えてくると、このアクセスログの解析だけで相当の時間が必要になってきます。

毎週、毎月と、期間を決めて常にチェックすると時間の短縮にもなりますよ。

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