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ホームページ担当者は絶対に兼任はダメ!結果を出したいなら専任スタッフが必要です

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前回、ホームページを作る際に制作会社に丸投げしてはいけない理由を書きましたが、今度はホームページの担当者について。

私はWeb制作会社に8年ほど勤めた後、営業会社に転職しました。

私が経験したホームページ担当者を兼任にしてはダメな理由

転職した際の職種はホームページ担当者でした。

入社した当初はホームページはあるもののアクセスもまだ少なく、見込み客を集めるのはほぼチラシのみという状況でした。

それから毎日ホームページを更新しながら、毎月配布するチラシの制作、社内の名刺や封筒などのデザイン、発注から在庫管理までいろんな業務を行いました。

中でも一番力を入れないといけなかったのがチラシ。前職まではホームページを中心に制作しており、紙媒体は提案書やパンフレットを作る程度のみ。当然ですが、お客様に刺さるチラシなんて作ったことがありません。

採用面接の時に、「ホームページだけでなくチラシや社内の印刷物などもやってもらうよ」ということを言われてましたが、慣れないチラシづくりに悩んでしまい多くの時間を割いてしまいました。(当時の社内の生命線がチラシだったので、それだけ力を入れる必要がありました)

また、テレビCMやラジオCMも定期的に流してたので、広告代理店さんとの打ち合わせも入ってきます。

こんな感じで、入社当時から数年間はやることが多すぎてホームページに100%集中することができず…。チラシが当たったり営業さんが頑張ったりで、売り上げは右肩上がりで上がってましたがホームページからの売り上げ(ホームページからの問い合わせ)は増えませんでした。

その後、DTPができるスタッフ・Web制作ができるスタッフが入社し、リスティング広告を開始。ホームページからの売り上げ1億円を突破するのに4年もかかってしまいました

当時を振り返って思うことは、

  • もっと早くWebに重点を移行すればよかった(お客様からの問い合わせをチラシからでなくWebから集めること)
  • リスティング広告に投入する金額をもっと増やせばよかった
  • テレビCM、ラジオCMも認知度向上には繋がるが、費用を考えるとその分をリスティングに回せばよかった
  • 全部一人でやるんではなく、それぞれ専任のスタッフをもっと早く雇えばよかった

ということ。

これらを実践して入れば、ホームページからの売り上げ1億円突破は2年目ぐらいで達成できてたかもしれません。

ホームページ担当者を決めるときの3つのポイント

ホームページは24時間営業してくれる便利なものです。

ホームページ担当者が正しい指示を与えて売れるように作り上げれば、予想以上の力を発揮してくれることも珍しくありません。

そのためにも担当者選びはとても重要です。

ホームページ担当者を決めるときのポイントは3つあります。

  1. 社長(経営者)が率先して関わる
  2. マーケティングや営業センスがある人を担当にする
  3. 他の仕事との兼業ではなく専任スタッフを置く

社長(経営者)が率先して関わる

売れるホームページにするには、社長が積極的に関わることが重要です。

デザインや細かい更新作業は担当者に任せてもいいんですが、ホームページが会社にとってどういう位置付けなのか、今後どう展開していくのか、売上目標はどれぐらいなのかなど、全体にわたる計画・構想・方針を決めるのは社長の仕事です。

事業方針を決めたり、新規事業や新規出店するときは必ず社長が率先して進めるはずです。

これはホームページでも同じ。

担当者は基本的に会社の方針に準ずる内容にホームページを作るので、いま社長がどういうことを考えているのか、今後どういう展開をするのかは全く分かりません。

事業内容、営業内容、今後の事業内容などを一番把握しているのは社長です。その思いを担当者と共有することは、ホームページ運営にとって絶対に必要です。

マーケティングや営業センスがある人を担当にする

ホームページの担当者を決めるときにやりがちなのが、パソコンやインターネットに詳しい人を担当にしてしまうこと。これが一番やっちゃいけないパターンです。

というのも、パソコンやインターネットのことに詳しい人が、必ずしもホームページを正しく運営できるとは限らないからです。

選ぶときに大切なのは、Webマーケティングの基本的な用語と概念・集客方法が分かっているかどうか。あとはホームページの運営に携わった経験があればなおさらいいですね。

これが分かっていれば、必ずしもパソコンやインターネットに精通している必要はありません。

営業センスのある人が担当者になれば、自社の強み・お客様の購買理由、認知経路の把握、現場でのニーズ、お客様の満足度などを踏まえたホームページが出来上がる=問い合わせが増える → 売上アップ、の可能性が高くなります

ページを更新する実作業は、ホームページ制作会社に任せればなんでもやってくれます。

お金をかけずにホームページを運営しようとする経営者も多いですが、ホームページはちゃんと運営するならある程度の運営費は確保するようにしてください。

他の仕事との兼業ではなく専任スタッフを置く

コストをかけられない、余裕がないという理由から、他の業務との兼任を余儀なくされているホームページ担当者がいます。

上記でも書いたように、ホームページは兼任してできるほど簡単な仕事じゃありません。作業量もとても多いです。

ホームページ制作はパソコンを使ったデスクワークなので、中小企業では経理や総務と兼任する場合が多いですが、ホームページから売上を上げたいのであれば必ず専任者を置くべきです。

ホームページは実店舗と同じ「お店」と同等、またはそれ以上の存在になり得ます。

お客様は24時間好きな時間にパソコンやスマホでどこからでもアクセスできて、商品やサービス内容を確認して注文までできる。

そんな「お店」を他の業務と兼務しながら運営してて、いい結果を生み出せるわけがありません。

売れるホームページを作りたいなら予算と人員をしっかり確保する

売れるホームページを作りたいなら予算と人員をしっかり確保する

「これからホームページを作りたいんだけど、ホームページの制作に20万円ぐらい、インターネット広告には月に5万円しか出せない。これぐらいの少ない予算でなんとか成果を出して欲しい。」

ホームページ制作会社に長く籍を置いていると、こういう社長さんがとても多いことに気づかされます。

私が前職でホームページからの売り上げ1億円を達成した月に使っていたWeb広告の予算はいくらだったと思いますか?

10万円?30万円?50万円?

正解は200万円です。

前職の社長さんはとてもホームページの大切さを理解されてまして、「成果を出すならいくらでも予算をかけてもいい」というのが口癖でした。(嬉しかった反面、売上目標を達成しないといけない!というプレッシャーも大きかったです。)

目標とする金額が大きければ大きいほど、それに見合った広告費用は必ず必要です。

ホームページと実際の現場を同じだと考え、予算と人員と時間をきちんとかけながら改善を繰り返すことで、売上もどんどん増やすことができるんです。

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